2016年9月22日木曜日

「ユニークなヨギ」

私は、数ヶ月前からInstagramをやっています。
それまで約8年間、FBをやっていて、
日本人としては最もベテランの部類に入っていたのですが、
本来、こういうSNSには興味がなかった人が参入してきて、荒れてきたので、
きっぱりと止めました。

皆がやっているから。と始める人が参入してくると、
どんな分野でもレベルが下がり、荒れてきます。

Instagramは、基本的に国境がない媒体です。
その証拠に国籍を明記している人は少ないです。私も明記していません。

共通語は英語。
英語以外の母国語だけで発信していると、
ぐっと回りの世界が狭くなって
情報も限られたものになってきます。
ですから、Instagramは、英語で発信しています。
日本語の補足も加えることがありますが。

ヨガの公用語も英語です。
インド人も、インド国内でさえ、英語で教えていることが多いです。
書籍もほぼ英語です。

ですから英語で発信していると、海外のヨギ、ヨギーニとの繋がりが飛躍的に広がってきます。いろんな情報に接していると、客観的に状況が掴めてきます。

私は英語は仕事で使っていて、英語圏にも住んでいましたが、
Instagramでは、義務教育終了程度の英語で、興味分野のボキャブラリーさえあれば、コミュニケーションは十分にとれると思います。
そして、Instagramを英語で始めると、英語力はアップすると思っています。

そのInstagramでお付き合いしている海外のヨガ・ティーチャーの中でも、
最もユニークな存在のひとりが、このセティンさん。

彼のプライベートのサイトをフォローしていますが、私に興味をもっていただき、フォローしていただいています。
私がアップしたアーサナは必ずチェックされているので、こちらも励みになっています。

そして、彼のアップされた記事を読むにつれて、そのユニークさを知ることになりました。

最初ギリシア人かと思っていましたが、
彼は、トルコ人です。
出家して修行された仏教徒です。

修行されたのは、インドのダラムサラにあるチベット亡命政府の僧院。
ダライ・ラマ猊下が住んでおられることでも有名なところです。

子供の頃は、格闘技とアクロバット(多分サーカスアート)を学んでいて、
その後ヨガを知って、ヨガを学ぶことになったそうです。
ヨガを始めたのは、多分、二十歳前ではないのかと推測しています。
セティンさん、多分、先生にはつかずに、自分で学ばれたのだと思います。

身体能力、アーサナの習熟度については、写真のデモを見ていただければ分かりますが、

素晴らしいのは、サンスクリット語のヨーガ・スートラをトルコ語に翻訳、出版されたということです。

彼はサンスクリット語を含め、5ヶ国語できるそうです。
トルコは歴史的に宗教と民族の大移動にさらされてきた地域なので、
このあたりは語学に堪能な人が多い地域です。

そして、ダラムサラ、モンゴル、プラハ、アテネ、トルコの各地で、Yoga retreat(ヨガの合宿のようなもの)を開催されていますが、ネットやInstagramで告知すると、大体、その日の内に予約が満杯になり、世界各国からヨギ、ヨギーニが集まってきます。

ヨガビジネスの観点からしても、やはり、世界各地で活動できるというのは理想で、何より、ヨガには国境がないので、セティンさんのハタヨガを広めるという意味においても、理想だと思います。

彼がユニークなのは、彼のヨガは、仏教の教えを中心にしているということ。
瞑想が核だということです。
パタンジャリも密教時代の仏教に帰依していたということが分かっています。

そして、彼の素晴らしい、高度なアーサナは、アドバンスクラスで、学びたいものが学ぶというシステムになっているようです。

自分で様々な有意義な経験を重ねてきた方は、ノウハウが本物です。

そういう方の存在を知ることができる。
というのもネット時代の醍醐味です。

私が、今、一番参加したいのは、セティンさんのダラムサラのYoga retreatです。

0 件のコメント:

コメントを投稿