2017年4月26日水曜日

「98歳のヨガ・インストラクター」


以下、リンクです。
http://www.bbc.com/news/world-asia-39673489?SThisFB

98歳のおばあちゃん。実はヨガ・インストラクター。
タミル・ナードゥ州(南インド)にお住まいで、
子供の頃、祖父母たちが農作業を終えて帰宅してヨガをやっている環境に育ち、
自然にヨガの世界に入ったそうだ。
医者にかかったことはないそうで、
彼女のヨガ教室の生徒にお医者さんがいるのが面白い。
穏やかな中にも厳しさのあるいい目をしている。
彼女が、心身ともに健康で真っ直ぐに生きてきたのがよくわかる。
ヨガは、その人の生活。その人の生き方そのもの。
そのお手本のような方だ。

彼女の一言
「ヨギは、まず富を求めることより健康であることを最優先にしないといけない」。

BBCのこのクリップのようなショート・ドキュメンタリーの質は昔から素晴らしい。
カメラワークも秀逸。バックのシンプルなピアノと伴奏も雰囲気をよく出している。

2017年4月22日土曜日

「最もベーシックな倒立方法」

「最もベーシックな倒立方法」 from 井手宏幸 on Vimeo.

ヨガでは、最初にハンドスタンド(倒立)を教えるときに、まず手をついて、それから足を跳ね上げる方法を教えることが多いと思います。

しかし、

足を跳ね上げる方法より、このように立ち位置から、ゆっくりと手を付いて、
手首を軸に、なだらかに重心を移動する方法の方が、
きれいに、腕の骨格の上に重心が移動し、楽です。
何より疲れません。

先日、ヨガ友が、動画投稿で、足を跳ね上げる方法でなかなかハンドスタンドできない様子だったので、この方法を教えたら、彼女、その場で出来たと喜んでいました。

この方法は、重心の移動がスムーズで、それをよく意識できるところが良いと思います。
重心が肩の上に来た時に身体のモーメントがちょうどストップするか、
ちょっと力が余ったときには、手の指を立てて微調整します。

これは器械体操の基礎練習で必ずやらされる古典的なメソッドです。
内村航平選手も、倒立を教えるときには、この方法で教えています。

この方法でキープした倒立は軸がまっすぐで、
この安定した感覚を身体に覚え込ませます。
しっかり安定すると、この動画のように、90度ターンで回転しても、
バランスを崩しません(若干崩してはいますが)。

これは、その後、しんぴ倒立(プレスハンドスタンド)に進んだときにも
バランスキープをする上で、役に立ちます。

私はヨガでもこの方法を基礎の基礎として練習することをおすすめします。



2017年4月17日月曜日

「アーシングと倒立ターン・歩行」

「アーシング・倒立ターンと歩行」 from 井手宏幸 on Vimeo.

本日は午後から荒れるとのこと、
午前中は曇りでしたが、なんとか穏やかな天気だったので、海岸にアーシングとグラウンディングにでかけました。
日頃電磁波に囲まれる生活をしていると、身体が帯電します。
極端な帯電は、ドアのノブを触ったときに、パシッっと放電するあれです。

調べてみたら、砂浜は塩分も含んでいるので、アーシング(放電)には最適。
しばらく素足で砂浜を歩き回ったあとに、砂浜で倒立をちょっとやって、
その後、ウッドデッキでプラクティス。

先日は穏やかで暖かかったので、この場所はテーブルを囲んでパーティーで賑わっていました。

ランニングやったあとに、隅っこでポーズをやっていると、パーティを楽しんでいたひとりの女性が近づいてきて、ヨガの話になりました。

彼女はアシュタンガヨガをやっているようで、ヨガの話しで盛り上がりました。
そして、スマホで撮りたいということで、彼女のリクエストでいくつかポーズをやりました。

ヨガをやる人が増えて、ちょっとしたきっかけで、こんなコミュニケーションが生まれることが最近増えています。

嬉しいことだし、お互いモチベーションも上がります。

海岸でヨガやっていると、これが楽しみです。

できれば派手なポーズの方が人が寄ってきます。笑。

2017年4月15日土曜日

「倒立ターン」

「倒立ターン」 from 井手宏幸 on Vimeo.

倒立したままターンをする練習です。
静止倒立からターンをします。歩行倒立からそのままターンするパターンもあります。

今週から練習開始しました。これも約50年ぶり。

この場合、左手を時計方向に90度ターンさせ、次に右手も90度ターンさせます。
これを2度続けると180度ターンになります。

左手は前方方向への動き、右手は後方への引き手のような動きになります。
右手の動きは倒立歩行の後退の動きです。

まだ右手の後退がギコチないので、ターンも80度くらいになっています。
稀に180度ターンができますが、まだまだ、未熟です。

これは、体操の平行棒や床運動に常用されるテクニックですが、バランス感覚と身体の調整能力を養うのに、とても効果的な練習で、体操やサーカスの世界では、この動きだけ独立して練習する方が多いです。

静止倒立は主に前後のバランスを調整しながら身体をキープしますが、
ターン、回転は、身体の軸を中心とした360度すべての方向のバランス調整能力が必要です。

もう、これは理屈や理論で、こうやったらできる。の世界ではなく、
とにかく身体に覚え込ませるしかない技術です。

ヨガのポーズにはない感覚が味わえるテクニックだと思います。
これも、しっかりとバンダが締り、呼吸が合わないと上手くできない技術ですが、
一番大事なのはリズムだと思います。

アドムカブルクシャサーナのバリエーションとしてトライしてみると面白いと思います。




2017年4月11日火曜日

「アームバランスはキツい」

エーカパーダバカーサナや、マユーラーサナのようなアームバランスは、キツい。
特に足を伸ばして揃える形が一番キツい。

写真は、ベントアームプランシェ。

マユーラーサナのバリエーションとも言えるが、肘の上には身体を乗せないタイプのプランシェだ。ただ、身体を岩の上に持ち上げるまでは、片肘を支点にして、その後、はずして両肘で身体を挟むようにする。

これは、両足を開くと、一気に楽になる。
筋力的にもバランス的にも難易度が落ちる。

更に難易度が上のフルプランシェは、肘をまっすぐに腕を一直線にして、足は開く。しかし、もう、これはティーンエージャーの運動神経と筋力がないと無理だ。

自分は子供の頃、吊り輪でそれをやっていた記憶があるが、今ではできる気がしない。

これを練習のはじめにやると、その後、ボロボロになって、その日は練習にならないことがある。

その点、倒立系は、骨格を真っ直ぐに据えた上に体重が乗るので、結構長時間練習していても、肩や肩甲骨周りが凝るだけだ。
こういうときは、マリーチアーサナで凝りを取ってやると、翌日は復活している。
キツいという感覚は全くない。

最近、アームバランスがキツくなった。
体力筋力が落ちたせいだとは思いたくないが、いつかその日が来るのかもしれない。
床の上でやるマユーラーサナも、キツい。笑。

しかし、

倒立だけは、何歳までもできそうな気がする。
単純に立っているのと逆なだけで、力学的に不自然ではないポーズだからだ。

筋力の衰えを呼吸とバランスで補う時期に来たのかもしれない。
まだまだ筋力はあるとは思うが、このキツい。という感覚が今までにはなかったものだ。
それがキツい。笑。









2017年4月9日日曜日

「牛を食べると殺されるインド」


本日のBBCから引用。
インドはヒンドゥー教の国です。イスラム教徒も居ますが、キリスト教徒とともにマイノリティーです。仏教徒に至っては全人口の10%以下。

そのヒンドゥー教では、牛は聖なる生き物です。
州によっては牛を屠殺しただけで終身刑。
最近、インド政府は動物の革製品の輸入を一切禁じました。

これだけだと、ヴィーガンの自分にとっては嬉しい事ですが、
暴走すると怖い。

最近、動物保護過激派のヒンドゥー教徒が、牛の取引をしている人たちを無差別に襲って撲殺したり、火あぶりにしている事件が増えているそうです。
冷蔵庫に牛肉を保存していただけで、殺された例もあるとレポートしています。

この記事は、家で乳牛として飼うために牛を購入して運んでいたイスラム教徒が撲殺された事件です。

酷い事件ですが、これは現実です。

このような事件は特殊だと言う方もいるかもしれませんが、
モディ首相は、これらの事件に関して声明を発表しました。
それだけ多発している事件です。

南インドには北インドと比べ、多くのキリスト教徒や仏教徒、ユダヤ教徒が住んでいるので、食べ物に関しては一見寛容ですが、
こと牛肉に関しては要注意です。

私の友人でシリコンバレーで成功したインド人の起業家がいますが、
彼はもちろんヒンドゥー教徒。
食に関しては、TPOをわきまえていますが、
牛肉に関しては別。
牛を食べる。ということに対しては目の色が変わります。

豚肉を食べる人間を人間以下だと見なすイスラム教徒とユダヤ教徒。
日本を出ると、そういう世界です。

それに気が付かないでいると命を失うことになります。

それが世界です。

2017年4月6日木曜日

「倒立で食べているひとたち」

いつもは、早朝のプラナヤマとマントラの約1時間の練習が私の本来のヨガの時間です。
午後、時間があるとランニング数キロとハンドスタンド(倒立)、アームバランスの練習を海岸でやっていますが、これは、どちらかと言うと、クロスフィットネスの世界です。私がずっと続けている本来のヨーガとは分けて考えています。

こういう写真をInstagramに、様々なタグを付けてアップすると、自動的にそのタグのページの人気投票にランクされることになります。

ベスト9まで人気投稿として表示されますが、今年になって、英語タグのヨガやフィットネスのランク入りが多くなり、時々1位をキープしていることもあります。

それにつれて、海外の特にアシュタンガヨガの先生や、フィットネスコーチからフォローされることが多くなり、私もフォローするようになりました。

その中で面白いと思ったのは、欧米にハンドスタンド(倒立)を教えるプロがいるということです。

シルク・ドゥ・ソレイユやサーカスのパフォーマーが教えていることもあるのですが、ただ、ひたすら、倒立のテクニックだけを教えているプロがいます。
凄いのはオリンピックの器械体操の選手が教わっているケースもあるということです。

彼らは、世界各地、例えば、カリフォルニアやバリ島、インドなどで、リトリート形式で教えていることが多いのですが、そこに集まる生徒の数が半端ないのです。それも女性が多い。

それだけ、世界的にハンドスタンドは人気種目です。
やはり、インターナショナルだということは、世界全体が市場であるので、それだけで食える職業なのだと思います。

そのハンドスタンドにも系統があって、究極のハンドスタンドである片手倒立を目指す方が最も多いようです。
片手倒立はコンスタントに確実にやるのが難しい。相当筋力も必要です。

私は、片手倒立にはあまり興味がなく、もうひとつの、曲芸的な倒立歩行のテクニックを極めるのが目標です。究極的にはピルエット、回転です。フィギュアスケートの回転と同じです。あと、階段歩行。道は長そうですが、片手倒立ほど筋力は必要ではなく、子供でもやっている技術です。

こういう技術、参考にするのは、Instagramのインストラクターたちのフィードの動画です。

SNSがなかったら、想像できなかった世界だと思います。





2017年4月3日月曜日

「集中力の途切れ」

「集中力の途切れはすぐにミスに繋がる」 from 井手宏幸 on Vimeo.
動画は先日の歩行倒立の練習です。

iPhoneを三脚にセットしていますが、ここから、ここまではiPhoneカメラに写る。
という、大体の目安を頭に入れて、歩行を開始します。
動画を見ると、倒立歩行を開始して、右隅に来たところで、歩行がストップしています。
これは、
「この辺までカメラに写っているから、そろそろ歩行を中断しても良いだろう」
と思った瞬間です。
その瞬間、バランスを崩して、歩行がストップしました。
すぐにバランスを取り直しましたが、後の祭り、

重心が前のめりになり、数歩歩いた後に完全にバランスを失いました。

こういう、集中力の途切れと、ちょっとした意識の変化が、
即、バランス感覚に影響します。

これはヨガでもスポーツでも同じと思います。

こういう自分の気の緩みって、映像にすると、実によく分かります。

まだまだ修行が足りません。笑。

自信ができても、まめに映像に記録して、確認しないと。


と、改めて感じました。