2016年9月16日金曜日

「ヨガを楽しむ」



先日は、曇、高温多湿、ほぼ無風のヨガ日和だったので、
家から走って5分の海岸の岩場まで練習に行きました。

2〜3、アーサナとプラナヤマをこなしたあとに、
アクロバティック・アームバランス(シルク・ドゥ・ソレイユなどの曲芸アートの練習のような体操、マユーラアーサナに近いです)をやってみました(写真)。

ヨガとスポーツ・曲芸の大きな違いは、その目的です。
乱暴に分類すると、
スポーツは競技に勝つため、
曲芸はデモンストレーションのため。
ヨガは、自己探求。

しかし、

求められる筋力と柔軟性がある。
身体のアライメントの大事さ。
動きのモーメンタム、
ジオメトリー的な完成度を目指す。

というものは同じであり、目的に向かって練習するという、
その手段と方法論はほぼ同じです。

現在Instagramで欧米ロシアの、特にアシュタンガヨギ(アシュタンギ)とヨギーニと繋がっていて、お互い、練習写真を披露してコメントを交わしたりしていますが、彼ら、彼女らも、スタジオでの正式な指導や練習以外は、いろんな場所で、自分の創意工夫で自由に練習しています。

アシュタンガヨガは、アーサナの順番などが、厳格に決められているヨガですが、
その彼ら彼女らが屋外のいろんな場所でヨガを楽しんで、それをInstagramにアップしている姿はとても興味深いです。

様々な条件で、練習をするというのは、とても効果的だと思います。
エチオピアやケニアの長距離走選手は普段はクロスカントリーで山野を駆け巡っています。それが彼らの無敵の筋力や持久力を生んでいます。

ヨガも砂地、草原、いろいろと条件を変えてやってみると、いろんなバランス感覚を刺激でき、普段使わない筋肉も効果的に鍛えてくれます。

下のハンドスタンド・スコルピオン(倒立サソリのポーズ)の女性は、Instagramでお友達のシドニー・レスナーさん。世界的なアシュタンガ指導員のキノ・マクレガーさんのアシスタントです。最初にコメントくれたのは、私が自分の、倒立サソリのポーズの写真をアップしたとき。
彼女、これが得意なようで、コメントをくれて、それが縁になりました。

彼女もいろんな場所でポーズしていますし、師匠のキノさんは、もっと過激です。

これはアトラクションのような感じがしますが、技術の向上にとても寄与すると思っています。楽しんでやっている事は一番身につくからです。

大自然の中で、自分のレベル、創意工夫で練習することはとても有意義だと思っています。安全に関しては自己責任ですが、バランスを崩したときのエスケープ(回避方法)を身に着けた上で行うことが前提です。

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