2016年9月11日日曜日

「倒立は基本」

私は、20歳頃から現在まで、ヨガを生活の一部としてきましたが、
50歳後半までは、ほとんど、プラナヤマ(呼吸法)と瞑想がその中心でした。
ポーズと言えば、最も基本的、初歩的なものを16ポーズだけ。

私が親しんで生活の一部としてきたヨガは、インドや欧米では、オールド・ヨガ、オーセンティック・ヨガと呼ばれる、プラナヤマと瞑想中心のヨガでした。

50歳も後半になると、体力が衰えます。身体の柔軟性も落ちてくる。
それで、筋力維持、集中力維持のため、最近のヨガでも取り入れられている倒立やアームバランスを取り入れることにしました。

最初に倒立(アドムカブルクシャサーナ)をやったのですが、子どもの頃にやっていた、器械体操の吊り輪の感覚が身体の奥底に残っていたようで、壁倒立2日やっただけで、できるようになりました。

ただ、やはり子どもの頃に軽々とやっていた倒立とは異質のもので、結構腕の力に頼ったきつい倒立でしたが、1年経った現在、ふと自分の体重がなくなるような、子どもの頃の倒立が蘇ってきました。

人間の身体って面白いと思います。
50歳で始めたマスターズ競泳も、やはり、30年泳いでいなかったのに、すぐに競泳時代の泳ぎを思い出しました。

倒立は体操の基本の基本で、まず最初にできるように練習させられますが、
私はヨガでもそう感じます。

この逆転の感覚と、手で(実際は肩と背中で)身体を支えるというのは、最初にやった方が良いと思っています。様々な身体の変化があり、何より格段にバランス感覚と身体能力がアップします。

その後、このブログに掲載しているように、いくつかのアームバランスにトライしましたが、大体、1〜2回やっただけで、出来るようになりました。これも倒立の感覚のおかげだと思います。

倒立って、這い這いしている赤ん坊が立って歩けるようになるのと同じで、最初はどんな名選手でもできない、しかし、練習すれば、誰でもできるようになる。とコーチに言われたことを覚えています。

私もそう、思います。

欧米では、初心者の段階から倒立を覚えさせるヨガ教室が多いです。
倒立の練習、お勧めです。


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