ヨガのポーズを完成させ安定させるために、最も大事な技術のひとつがウッディヤーナバンダです。
バンダには3つの
ムーラバンダ
ウッディヤーナバンダ
ジャランダーラバンダ
があり、その中の一つです。
お腹を凹ませている写真がウッディヤーナバンダを強化するためのトレーニングです。
ウッディヤーナバンダは、例えば体操選手でもポーズを静止させるとき等には無意識にやっています。
ヨガでは、それを、ある程度、意識的に、より強力にできるように訓練します。
やり方は、息を吐きながら横隔膜を引き上げ、
お腹を凹ませ、最後に胸郭を押し広げ肺の体積を増やした負圧で、さらにお腹を凹ませます。慣れてくると、腹直筋が見えるようになります。
これを数秒続けます。
実際は、これを一瞬で、できれば無意識にできるようになるのが理想です。
胸郭を広げるテクニックは、実際、アーサナに応用するときには、使いません。
これは、特に、身体を水平、垂直にキープするアーサナのときに、身体をひとつの強固な板のようにロックさせるときの要になります。
下のL字倒立(ハーフベント)で、お腹の部分がきゅっと引っ込んでいますが、
これがウッディヤーナバンダで身体をL字に固定したところです。
バンダが分かりやすいので引用しました。
これは正式のアーサナではありません。ダウンドッグ→ジャンプフォワードから着地する直前に、L字にロックして、数秒静止したところです。バンダや、コアトレーニングのひとつとして時々やっているものです。
このウッディヤーナバンダがしっかりとできるようになると、
アーサナが格段に楽に、しかも、美しくなります。
シールシャーサナ(頭立)もハンドスタンド(倒立)も、すっと伸びて綺麗な人は、このバンダがしっかりと効いています。
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