2016年9月19日月曜日

「バランス系のコツ」


先日アップしたアクロバティック・アームバランス。
最も楽にポーズできたときの写真です。
3秒おきに自動シャッターで撮ってあります。

自分の動きを動画や静止画で撮ると、とても良い反省材料になります。
そして、モチベーションアップになります。
特に、このように2〜3秒間隔で静止画で撮ると、
重心移動の経緯が正確に分かって、今後の練習の指針にもなります。
上手くいったときの映像はイメージトレーニングとして最適です。

コンパクトデジカメでも撮影の間隔を調整して自動撮影できる機能は多くの機種にあると思いますし、
一番簡単なのは、iPhoneムービーの自撮りです。
そのムービーから静止画を切り出せば、同じように確認できます。
iPhone用の安価な三脚が多く出ているので、それにセットすれば、OKです。

ヨガでは、逆転系もバランス系もアーサナのスタートのときは、ほとんど手の高さと足の高さは同じです。しかし、この写真のように、足が手の位置より下にあって、それをスムーズにリフトアップするには、タイミングと重心移動がよりシビアになります。

例えば、シールシャーサナ(頭立)で足をまっすぐに伸ばしたまま持ち上げる時に、高さ数センチの台の上に頭をもってきて、頭より足の位置を低くして、そこからスタートすることを考えると良くわかります。

凄く力が必要になると思われますが、これは、この写真のアームバランスと同じで、体重移動とタイミングで上がるようになります。その上がり始める「ポイント」が全てです。
力任せで上がるの多分10代まで。
もちろん、最低限の筋力と柔軟性は必要です。

こういうポーズは、この写真のような同じ過程を繰り返し練習するではなく、
手と、足をスタートの位置に置いて、少し身体を移動させて、身体の重心と身体が上がりかける位置とタイミングを探す練習を繰り返す簡易型練習だけで、ほぼ上がるようになります。

そのあと、バランスをキープして美しい姿勢を保つことになりますが、
まず上がればほぼ完成です。
多分、ヨガの多くのバランス系アーサナに応用できると思っています。

ご参考までに、この写真のアームバランス。
私は、2つタイプを練習しています。

ひとつは、腰骨の出っ張りを左肘か右肘のどちらかの上に乗せて、それを支点にやじろべえのようにリフトする方法。両方で出来るようにします。

これは、バランスをとったあとに、片手を離して、支点に乗っけた片手だけでバランスをとる片手アームバランスが完成形です。シルク・ドゥ・ソレイユでよくやっているポーズです。まだ出来ませんが、完成を目指しています。

もうひとつは、両手の脇を締めたまま、支点なしで、リフトする方法です。
こちらは、力技です。
一回やると、その日は練習になりません。

このときの練習時間は、インターバルを含め約5分。
基本的なアーサナが正確にできて、最低限の筋力、柔軟性があったら、練習は、時間ではないと思っています。

自分的には、初歩的なアーサナから、このようなアクロバティックなものまで、コツは同じで、上達の過程も要領も変わらないと思っています。ですから、いかに基本が大事であるかと、いつも再認識しています。

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