2015年10月25日日曜日

蹴伸び



「蹴伸び」



この映像の競泳の練習法。これを蹴伸び(けのび)といいます。

普通の人は、泳げる人でも、5mも進まないと思います。

まず、まっすぐには進みません。





この姿勢を保って、ほぼ無重力の世界で、上下と左右に傾かないように、しかも前面投影面積を少なくする姿勢をキープするというのは、陸上のバランス感覚とは異質のものです。



オリンピック金メダリストの鈴木大地選手は20m。

私が全国区で入賞していたときには、17mまで進んでいました。



たったこれだけの練習方法ですが、蹴伸びの距離が伸びると、タイムも、それに比例して良くなっていました。



この蹴伸びの感覚を鋭くするためにやっていたのが、

立木のポーズを軸足で爪先立って、中足だけで支えてやる方法や、

目を閉じて行うシールシャアーサナでした。



蹴伸びが進むときは、その蹴伸びのイメージが鮮明なときで、

ヨーガでも自分の姿勢のイメージが鮮明なときは、アーサナは綺麗です。



スポーツへの応用でも、奥が深いヨーガの世界です。

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