2016年10月9日日曜日

「水行」と「温冷浴」

「みずぎょう」と読みます。仏教の修行のひとつで、
「滝に打たれ経を唱え続ける厳しい修行」ですが、主に真冬に行います。

滝に打たれる。というのは一般的ではないので、
例えば、家でも、真冬、朝から洗面器2〜3杯の冷水を浴びる。
ということを日課にしている方が、ヨーガの世界でもいました。

私も師匠の著書を見てから始めましたが、
冬だでけでなく、30年以上、朝晩の習慣になっています。

一番、気持ちがよいのが、2月頃。
この頃は水道水が5度以下になります。
5度以下の水は、浴びても、冷たいという感じはなく、少し刺すような感覚もありますが、
身体が瞬時に反応して、火のように、一気に皮膚温度が上がります。
これは身体の防衛本能のようなものだと思いますが、これがたまらなく気持ちがよく、はまってしまいます。

この後、熱いシャワーを浴びて、再び冷水を浴びて、温冷浴をすることもあります。
こちらは、血管を収縮、膨張させることによって、血流の速度がアップして、その結果、身体が活性化して体温も上昇します。

ただ、瞬間的に身体にショックがありますので、
心臓が悪い方は、心臓麻痺を起こすこともありますし、
身体に何かしら疾患がある方もNGです。


恐らく、私の平熱が37度を超えているのも、この水行のおかげかもしれません。

慣れない方は、冷水を浴びたら、すぐに湯船につかって、温まったら冷水を浴びてと
交互に4〜5回冷と温を繰り返すと無理がないと思います。

血管の収縮で血流が一気にアップして、平熱が高い、免疫力のある身体になっていくと思います。

一般に体温が低い方は、筋肉量が少ない、または、筋肉量に比べ脂肪の割合が多い方です。
体温は主に筋肉が発熱します。筋肉量が少ないと発熱量も少なく、
脂肪は発熱しないで、逆に熱を吸収して体温を下げます。

ですから、この水行は、ある程度、筋肉を付けてから行う方が良いと思います。

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