ヨガのポーズは、その人のペースでゆっくりと行い、そのうちできるようになる。
というスタンスで全く構わないと思いますし、それがヨガの良いところだと思います。
しかし、このポーズができるようになりたい。
と真剣に考える場合は、大雑把にでも、練習のプランを考えた方が早くできるようになると思います。
そういう方も多いと思います。
スポーツとヨガは、目的が全く異なりますが、
アーサナを上達させる、できるようにする。という仕組みはスポーツのテクニックと同じです。
自分は、あるヨガのポーズをできるようになりたい。
まだ不完全で、もっと美しくできるようになりたい。
と思った場合、必ず、スタートは9月にしています。
というのも、競技をやっていた時に、翌年の大会に向けてのスタートがいつも9月だったからです。
あと、9月というのは、自然界では、生命の入れ替わりの時期です。
何か新しいことを始めるというのには、最適な時期だと聞いたことがあります。
私の場合、なぜか、スポーツ、武道、ヨガも、上達は3ヶ月単位になります。
最初の3ヶ月で、ぐっと上達し、そこで一旦止まる。
そして、我慢の練習を3ヶ月続けると、6ヶ月目からまた進歩が始まり、
また3ヶ月で止まる。
その繰り返しで1年を終わり、9月を迎えます。
ただ、春を迎える頃までは、基本を徹底して練習します。
冬は身体が休息を迎える時期なので、あまり無理はしません。
すると、夏を迎えたころに花ひらく。ということが多かったように思います。
特に競泳をやっていた頃にはタイムに反映していたので、具体的に分かりました。
そして、1年練習してできなくても、目標タイムに届かなくても、
同じことを9月に再スタートさせます。
ですから、進歩が止っても焦ることは、なく、次の進歩を信じて練習できるので、
単調な練習も苦になりません。
知り合いの中国武術の先生にこの話しをしたら、
大体、ベテランは、皆、自分の上達法則を持っていると語っておられました。
ですから、上達したいという欲がある方は、自分なりの上達プランをたてると良いと思います。
そして試行錯誤していくと、何年か経ったころには、自分の上達法則ができあがると思います。
写真は先日のアームバランスの練習で最も身体を軽く感じたときのポーズ写真。
背中の筋肉が盛り上がっておらず、右手の筋肉も張っていません。
指も岩を掴んでいません。
力を使わずにバランスが取れているということで、稀なことです。
あと約1年で、力に頼らない、軽い、もっと美しいアームバランスを目指したいと思っています。
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