2016年10月11日火曜日

「上達の仕組みとサイクル」

ヨガのポーズは、その人のペースでゆっくりと行い、そのうちできるようになる。
というスタンスで全く構わないと思いますし、それがヨガの良いところだと思います。

しかし、このポーズができるようになりたい。
と真剣に考える場合は、大雑把にでも、練習のプランを考えた方が早くできるようになると思います。

そういう方も多いと思います。

スポーツとヨガは、目的が全く異なりますが、
アーサナを上達させる、できるようにする。という仕組みはスポーツのテクニックと同じです。

自分は、あるヨガのポーズをできるようになりたい。
まだ不完全で、もっと美しくできるようになりたい。
と思った場合、必ず、スタートは9月にしています。

というのも、競技をやっていた時に、翌年の大会に向けてのスタートがいつも9月だったからです。
あと、9月というのは、自然界では、生命の入れ替わりの時期です。
何か新しいことを始めるというのには、最適な時期だと聞いたことがあります。

私の場合、なぜか、スポーツ、武道、ヨガも、上達は3ヶ月単位になります。
最初の3ヶ月で、ぐっと上達し、そこで一旦止まる。
そして、我慢の練習を3ヶ月続けると、6ヶ月目からまた進歩が始まり、
また3ヶ月で止まる。
その繰り返しで1年を終わり、9月を迎えます。

ただ、春を迎える頃までは、基本を徹底して練習します。
冬は身体が休息を迎える時期なので、あまり無理はしません。

すると、夏を迎えたころに花ひらく。ということが多かったように思います。
特に競泳をやっていた頃にはタイムに反映していたので、具体的に分かりました。

そして、1年練習してできなくても、目標タイムに届かなくても、
同じことを9月に再スタートさせます。

ですから、進歩が止っても焦ることは、なく、次の進歩を信じて練習できるので、
単調な練習も苦になりません。

知り合いの中国武術の先生にこの話しをしたら、
大体、ベテランは、皆、自分の上達法則を持っていると語っておられました。

ですから、上達したいという欲がある方は、自分なりの上達プランをたてると良いと思います。
そして試行錯誤していくと、何年か経ったころには、自分の上達法則ができあがると思います。

写真は先日のアームバランスの練習で最も身体を軽く感じたときのポーズ写真。
背中の筋肉が盛り上がっておらず、右手の筋肉も張っていません。
指も岩を掴んでいません。
力を使わずにバランスが取れているということで、稀なことです。

あと約1年で、力に頼らない、軽い、もっと美しいアームバランスを目指したいと思っています。

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