2016年12月1日木曜日

「クリスマスの真相」

12月25日、クリスマスは、実はジーザスの誕生日ではありません。
ジーザスの誕生日は「不明」です。

「12月25日はジーザスの誕生日である」。
と宣言したのは、ローマ帝国皇帝コンスタンティヌスです。

なんで12月25日かというと、
実は、12月25日は、それまでローマ帝国の国教だったミトラ教のミトラ神の誕生祭だったからです。

このミトラ教、起源はインドです。
このミトラ教のミトラ神(ミスラ神)、ヒンドゥー教の哲学的バックボーンであるリグ・ヴェーダに登場します。

私は、20年以上前に、カトリックのベネディクト会という最古の修道会の修道院でボランティアをしていたことがあります。
そこで、ラテン語ミサの聖歌隊の責任者をしていましたが、
ミサの構成が非常に、オリエンタル的なことが驚きでした。
特にバチカンの大司教のミサを担当させていただいた時は、
その衣装と、古くから伝わるバチカン様式のミサに我ながら感動しました。

ミサは、イントロイトゥスとキリエというものから始まり(イントロイトゥスは、音楽用語のイントロの起源です)、
最後のアニュス・デイまで、様々な儀式を経て終了します。

このミサの形式は、いきなりローマ帝国時代に始まったもので、
それ以前の、原始キリスト教(現在イラクに信者が残っている)の儀式(ジーザスが実際に当時行っていたミサ)とは似てもにつかないものです。
そして、東洋的なヒエラルキー(現在のローマ法王から司祭までの序列と組織)もその頃登場しました。

このキリスト教の変貌は、実はミトラ教の影響が大きいと言われています。

ミサの形式や進行がミトラ教と共通するところがあるというのが大きな理由です。
カトリック関係者は、否定しますが、私は、確実に影響を受けていると思います。

私は、現在サンスクリット語を覚えるために、いくつかのスートラやマントラを暗唱していますが、驚くほどラテン語との共通点があります。

というか、これはもう確実に、ラテン語は古代インドの宗教、文化の血が混じっていると思います。

実は、コンスタンティヌス帝は、キリスト教信者ではなかったと言われています。
非常に賢い皇帝だったので、ローマ帝国を統治するのに役に立つということでキリスト教を国教にしたと言われています。
そのためキリスト教徒のふりをしていたというのが真相のようです。

その賢いコンスタンティヌス帝、キリスト教を効果的に広めるために、
それまで国教だったミトラ教のシステムや祭事の形式をキリスト教に取り入れたのだと、私は思っています。歴史学者にもそれを指摘する方が多いです。

世界中で12月24日〜25日にかけて、ジーザスの生誕を喜んでいますが、
実は、ミトラ神の誕生を祈っているわけです。

そう考えると滑稽です。

歴史ってそういうところがあって面白いです。

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