2016年12月2日金曜日

「インド哲学、印哲、インテツ」

「ヨーガの開祖」は誰なのか?

多分、多くの言い伝えがあると思いますが、ちょっと調べてみました。
クラシックヨーガの世界では、ダントツに、ヒラニアガルバという方が多いです。

調べてみると、モダンヨガがパタンジャリを聖人化しているのと全く事情が違うようです。

英語訳はHiranyagarbhaです。
意味は、「黄金の子宮」「黄金の卵」

ウパニシャッドでは、ブラフマンと同一視されています。

また、ヴェーダでは、確か、ブラフマンはヒラニアガルバから誕生したと記してあったような。

つまり、宇宙を創造したブラフマンの存在と同じ存在か、それを生み出した存在です。

宇宙ができたとき最初に存在したのは、音だったと言われています。
それは、有名な聖音「OM」(オーム)。
そのため、仏教、ヒンズー教のマントラの始めには、必ずオームを唱えます。

文献には記載されていませんでしたが、
ヒラニアガルバとオームは、ほぼ、同じ存在だと思っても差し支えないと私は思います。
ちょっと、カトリックの三位一体に近いかも。

ですから、ヨーガの開祖だと考えられているのだと思います。
私もこれには大納得。

しかし、インド神話、インド哲学、知れば知るほど迷宮です。

私が高校大学の頃、1960年代〜70年代、インテツを学ぶのが流行でした。
インテツ=印哲=インド哲学です。

興味を持った私に、歴史の先生が、

「よしておけ。世捨て人になるゾ」
とマジな顔して警告したのを覚えています。

その後、インテツのことは忘れて西洋史や神学の方に興味が行っていましたが、
もう、この歳になったら、インテツに深入りして世捨て人になっても構わんだろう!

と考えています。

しかし、ネット時代に生活できて、
様々な文献にアクセスできて、ほんと、ありがたいことだと思います。

実生活に役に立たない知識ほど面白いものはありません。

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