2016年11月15日火曜日

「アヒムサ」

Instagramフレンドの、アシュタンガヨガ正式指導員のIさん(日本人)が、
日本でも指導している国際的なアシュタンガヨガ指導員のタリックさんから、
「肉食をやめるように」
と約束させられた。
とInstagramに書いておられました。

アシュタンガヨガの八支則のアヒムサに、
Non violence,no harming(非暴力)がありますが、
一般的に、殺生や暴力を行わない。という漠然とした意味で伝えられているようです。

B.K.Sアイアンガー師が、著書「Light on Yoga」で、以下のように述べておられます。
“The word ahimsa is made up of the particle ‘a’ meaning ‘not’ and the noun himsa meaning killing or violence. It is more than a negative command not to kill, for it has a wider positive meaning, love. This love embraces all creation for we are all children of the same Father – the Lord. The yogi believes that to kill or to destroy a thing or being is to insult its Creator.

前半は、
「アヒムサは殺傷を禁じるという以上に、もっと広い意味で、ポジティブな意味においての「愛」を含んでいる」というアヒムサの説明的なものですが、

続けて、

「この「愛」は創造主の子どもたちである全ての創造物を慈しむものである。ヨギたる者は、この創造物を殺したり破壊したりすることは、創造主を侮蔑するものである」と自分なりの解釈を述べておられます。

このアイアンガー師の教えは、最近、よく、欧米のヨガの先生がアヒムサの説明に引用されことがあるようで、私も時々目にします。

きっと、タリックさんも、アヒムサの解釈として「Do not kill animals」という意味も含めて言ったのだと思います。
八支則的解釈での
「肉食をやめるように」
は、肉食が健康に及ぼす云云ではなく、
「殺生は行わない」
の延長にあると思います。

私は、死ぬまでヨガを続ける以上、
このアヒムサの解釈からは逃れられないと思っていました。
自分的には「踏み絵」のような感じでした。

アヒムサなんてどうでも良い。
というのなら、それでも良いかもしれませんが、
パタンジャリの精神においてヨーガを修行している。
となると、やはり、タリックさんの言うことは当然だと思います。

ヨガを続けていくと、自然に菜食になっていく。
ということは、こういう事だと、考えています。

私は完全に菜食になってから、見違えるようにタフに健康になりましたが、
それより、精神的に解放され、楽になりました。
ヨーガをやっていなかったら、こうはならなかったと思っています。

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