2015年11月14日土曜日

「日本人の身体と筋力」
これは、ロシア人の女性で、私が仕事で撮ったものですが、彼女はスポーツの選手でもなんでもありません。別にトレーニングはやっていないと言っていました。

身体全体や顔のスリムさに惑わされて、気になりませんが、彼女の身体をよく見ると、大胸筋、僧帽筋、三角筋が、結構発達しています。

特に白人系ロシア人女性(スラブ系)の生まれ持った肉体の頑強さは白人の中でトップだと言われています。
逆に、この部分が最も弱いのが現在の日本人です。

しかし、私が子どもの頃までは、日本の農家の女性は、華奢な人でも米俵一俵(約60kg)を担いでいました。
結局、筋力が弱くなったのは、急激に世の中が便利になって、身体を動かさなくなったためだと思います。これは特に日本に顕著だと思っています。

知り合いのバレエの先生が、まず、教える段階に至る筋力がない。腕立てが一回もできない子がいる。立って静止できない子がいる。と嘆いていましたが、特に子どもの筋力の低下は怖いです。

アメリカのヨーガ教室の様子とかビデオで見ていると、結構みな、日本人にとっては力技的なアーサナを楽にやっています。これは、基本的に筋肉の量と強さが違うことが関係していますが、やはり、ヨーガをやる上では、最低必要な筋力というものはあります。

もちろん、ウェートトレーニングをやりなさい。ということではありませんが、ベーシックなアーサナを身体が痛くなるまで繰り返すとか、汗が吹き出すまで鍛えるということも、必要だと私は思います。
そして、これらの筋肉は健康を維持する上で必要な、また、ケガから身体を守る筋肉でもあります。

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