2015年12月4日金曜日

「ヨーガは大道芸」

アイアンガー師は、まだ、人々が、インド以外ではほとんどヨーガという言葉さえ知らなかった時代にヨーガを広めるために、大道芸的なアクロバット的なアーサナをやって注目を集めたそうです。

実は、現在ポピュラーな太陽礼拝はインド古来のものではなく、ヨーロッパでヨギが広めていた古来の太陽礼拝とスウェーデン体操がミックスしたものだということを最近知りました。
だからこそ、世界中に広まったわけですね。

ヨーガは体操やサーカスとは違う。
と少し軽蔑的な発言をされる方もおられますが、大道芸的な要素はとても大事だと思います。
そして、何より、体操やサーカスをやっている人に対して失礼だと思います。

私も体操経験がありますが、その練習は過酷で、ヨーガ以上の集中力も必要とします。
そして、なにより、肉体の鍛錬はヨーガとは比較になりません。
サーカスの芸人達は子どもの頃から学校にも行かず一日中過酷な練習をしています。

大道芸的要素によって、多くの人が注目して、それによって多くの人がヨーガに注目する。
それは素晴らしいことで、理屈であれこれ言うよりは、多くの人をヨーガの世界に導くことができると思っています。

私も写真のように、海岸のウッドデッキで、よくブリクシャーサナをやっています。
サンスクリット語にすると格好良いですが、早い話、倒立です。

すると、子どもたちを中心に、いろんな人が集まってきます。

体操?ヒップホップ?

練習を中断して、
「これはねヨーガ。続けるとナイスバディになるよ」
と女子高生たちに説明すると。

「ええ。ほんと〜。やってみた〜い」
という反応が返ってきたりします。

これもヨーガの伝道だと私は考えています。
多分、多くの人はそこから深いところに入っていくのだと思います。




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