2015年12月13日日曜日

「肉食に頼る身体は脆い」

格闘技の中で、理屈抜きで真の強者を決定する「総合格闘技」。
あらゆる武道、格闘技の中で、
私はムエタイと、この総合格闘技が一番好きです。

そのトップクラスの選手にベジタリアン、それもヴィーガン(最も厳格なベジタリアン)が増えています(写真)。
これは一般の主義主張によるベジタリアンとは少し違い、ベジタリアン生活が、彼らの競技生活にプラスになるからだ。という合理的な理由に基づいていて、
その理由とは、おおまかに、

以下引用
◎動物性たんぱく質重視で作った筋肉質な体はパワーがあるが、野菜や穀類で作ったナチュラルな体の方が良く動けて結果的に強い。
◎高たんぱく質な食事を続けて胃腸に負担をかけると基礎代謝と免疫力が落ち、見た目はマッチョになるが体そのものは弱くなる。
◎動物性たんぱく質に偏った食生活を続けることは引退後の健康面で心配だ。
引用ここまで

彼らはアマとは違います。
大会で一度か二度優勝して、それからコーチやスポーツ教室、道場を経営して生活するわけではなく、ある一定期間定期的に戦い続け、そして、その後の自分の身体のことを考えている真のプロです。

少し前から、自分もうすうすこのことには気がついていました。
アメリカは特に、そういうスポーツ栄養学が盛んで、一説には日本より20年進んでいると言われています。

肉食に頼るアスリートが、癌や心臓疾患になる例を痛いほど見てきたので、この流れはとても自然で、好ましいものだと思っています。


実は、自分は、若いころから「なんちゃってベジタリアン」です。
通常は全くのベジタリアンで、お付き合いの席で、場の雰囲気をまずくしそうなときは、だまって魚とチキンだけはいただくというスタンスですが、最近、ヨーガのトレーニングが加速するにしたがって、魚もダメになってしまいました。

これは身体が求めているもので、今まで好きだった魚を食べなくても全く平気になりました。

このことは、特に欧米のアシュタンガ・ヨーガの達人たちのHPを見てもそうです。
ほぼ全員、ヴィーガンかそれに近いベジタリアン。
主義主張ではなく、練習を続けているとそうなる。
ということなのだと思います。
多分、ベジタリアンでないと、あの過酷な練習には耐えられないでしょう。

総合格闘家たちも、多分、練習の過程でそのことに気が付き始めたのだと思います。

自分は、人には全くベジタリアン生活は勧めません。
ただ、こういう事実があるということを知って欲しかっただけです。


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