2016年1月3日日曜日

「パリブリッタ・ジャーヌ・シールシャーサナ」
寝ている姿勢で
ネガティブなことを考えたり、嫌な事を思ったりすると、通常の立ち姿勢より、メンタルに与える悪影響は大きいそうです。
これは、アメリカの精神医学者が研究して、アメリカでは一般的になった調査結果です。
ですから、寝る前とか、夜中に眼が覚めた時に寝床で、嫌なことを思い出したり想像すると、メンタルどころかフィジカルにも悪影響があります。逆に良いことだと、増幅されるわけですから、寝る前に布団の中で楽しい事を考えたまま眠りにつけ。と昔から言われているのはとても理にかなっています。
もし、嫌なことが思い浮かんだら、さっと躱して、意識を「無」の空間にしてしまう。
というトレーニングをいつもヨーガのアーサナや瞑想の中でやっています。
嫌なことや思い出は、無意識に思い浮かぶので、思い浮かばないようにするというのは、私は無理だと思います。
ですから、出てきたら、すぐに意識をゼロや無にする。
そういうトレーニングを積む。

実は、座禅もそうです。
常に無の境地にいることなんてあり得ません。
雑念、邪念をどんどん、ボクシングのスウェーのように躱していく。

それが瞑想の目的だと思っています。
チベット仏教の僧侶たちは、敢えてその雑念、邪念まで認めると言います。

写真は、バブリッタ・ジャーヌ・シールシャアーサナといいますが、この緊張感の中で、最初は身体の各部に意識が言っていますが、あるバランスが取れた瞬間に、意識はゼロになります。

柔軟体操、ストレッチだと、身体の各部を伸ばした時に、その目的は達成されますが、
ヨーガは、呼吸を伴った緊張とバランスの中で意識がゼロになって、その目的が達成されます。

ある意味、動的な瞑想だと言えます。

このアーサナは、正式には、右膝を曲げて股間に付けます。
このバリエーションの方が難易度が高いですが、独特の緊張感が好きでいつもこの形です。

そして、完成形は、後頭部を左膝に付けます。まだ寒く、身体が硬いので今はここまで。
完成形にならなくても、完成形に近づく形で、その人なりの柔軟性でバランスが取れれば、効果はあります。
そういう時って、それなりに美しい形になっています。





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