2016年1月25日月曜日

「ヨーガのジャンプは、軍隊用のものだ」

アイアンガー師のインタビューで、現在のヨーガの面白い側面を語っているものがあった。
アイアンガー師はマイソールでクリシュナマチャリアの元で学んだが、
アシュタンガヨーガの祖、パタビジョイス師ともほぼ同時期に同門だった。

アイアンガー師は、このインタビューで、
師、クリシュナマチャリアから学んだヨーガは、
軍隊向けの格闘技のテクニックだったと言っている。
ジャンプがそうだ。

自分も以前から、
アシュタンガ・ヨーガはインドの格闘技とヨーロッパのスウェーデン体操が混じってできたものなのではないのか?
と思っていた。そういう動きだし、格闘技を前提にしたトレーニングだというのは、格闘技生活の長かった自分が感じていたことなのだ。

だから、自分は、アシュタンガ・ヨーガを学ぶにあたって、それほど、その精神性には期待はしていなかった。

アイアンガー師の若いころのデモンストレーションは、現在のアシュタンガ・ヨーガそのものだ。
同じようなシーケンスをやっている。
しかし、アイアンガー師は、その後、それからは決別している。

そして、オーソドックスなハタ・ヨーガに回帰している。
実は、これが、古来の正当ヨーガの本道ではなのか?
と思っている。

アシュタンガ・ヨーガは純粋に、フィジカルトレーニングとして学ぶのが自然だと思うし、
自分もそうしている。

そこに深い精神性を求めるのは無理がある。と思う。

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