2016年3月5日土曜日

「格闘技番外編」


自分の格闘技キャリアの中で組手した最も大きくて強力な相手がこの方。
ウィリーウィリアムズ。
自分がお世話になったマンハッタンにある道場にときどき出稽古に来られていて、2度組手の相手をしていただいたことがあります。
ウィリーウィリアムズは、実は芸名。本名はアクバさん。
名前からしてインド系。お顔もそんな感じでした。
元バスケの選手だったので2mを超す体格でも動きは結構素早いものがありました。

組手では、約10名ずつ2列になって向かい合って、総当りでやります。
それを2巡。各組手は1分。トータルで約20分、これはキツかったです。
半分の力で軽く当てるような組手で。ということだったのですが、
いざ始まると、痛い、この野郎という感じで終わる頃には本気モードでした。

自分は当時、167cm70kg、その他の選手は大体、小柄でも175cm、平均は185cmくらい、体重は80kg超えるような方が多かったです。
いつも、練習が終わると、びっこを引いて帰っていました。

ウィリー先輩は、軽くいなしながら相手をしてくれましたが、
先輩の軽い回し蹴りがこちらにとっては相当な破壊力なので、インファイトしてローキックと膝蹴りに終始していました。
ちょっと、間合いが空いたときに、飛んできた膝蹴りを両手と上半身の体重をかけてブロックしたのですが、
そのときに、自分の身体が軽く浮きました。

あとで、猪木さんも大変だったろうな。と他人事ながら同情した記憶があります。

こんな体験はなかなか日本ではできません。
日本に帰ってからも、いろんな方から「お宝体験ですね」と言われています。笑


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