2016年3月18日金曜日

新種の肉体女子


現在の、一般的な日本の若い男性女性たちは、体型が欧米化したと言われます。

確かに、背が高く、頭が小さく小顔で手足が長いところだけは似ていますが、筋肉の付き方や骨格は欧米化していないどころか、退化しているような気がします。
全くの別物になったと言って良いと思います。

この写真は、Instagramで、私のヨーガのポーズによく「いいね」をくれる、アメリカのイントラさんです。腹筋も凄いですが、一番の違いは肩、鎖骨あたり。

私は、仕事がカメラマンで、以前ランジェリー(下着)の撮影もやっていましたが、日本人のモデルさんは肉付きが良くても、ここの筋肉が「ない」のです。だから、仕方なく欧米のモデルさんを使うことになっていました。

男性も一般的に、ここの筋肉は貧弱で、それが、欧米の服が似合わない原因にもなっています。

現在のアメリカ人女性の平均体力は、同年代の日本人男性とほぼ同等だそうです。
ですから、ヨガでも平気で、私がやっているような倒立系のポーズをやってしまいます。

しかし、日本人女性の体力を例にとると、
それは遺伝的なものか?
といえば、そうではありません。

昭和初期くらいまでは、農村の女性たちは、力のある女性は米俵4俵(一俵、約60kg)担いでいたそうです。240kgです。それ以上の俵を担いでいる写真を見たことがあります。
私の子どもの頃も、ひょいと一俵担いでいる姿を見たことがあります。

うちの祖母も、えっ、と思うくらい、力がありました。

やはり、日常的に力仕事が多くて、身体をよく動かしていたので、身体の使い方をよく知っていたのだと思います。米俵は力では上がりません。身体の使い方です。

こういう人間の根源的な体力や身体の使い方をしない社会になると、身体も弱ってきます。
日本は、何でも一斉に一気に便利になったりするので、みなが一斉に身体を使わない社会になっています。

欧米人は基本的に狩猟民族なので、身体を派手に鍛えたりするのが好きというか本能のような気がします。
ですから、Instagramを見ると、このイントラさんのような女性はごろごろ、どこにでもいます。
アメリカでは、まだまだ肥満体の女性も多いのですが、多くの女性の意識が変わって、肉体が益々強力になっているような気がします。

そして、彼女たちの多くはヴィーガン(ベジタリアン)です、肉食女子ではありません。
そのあたりを考えると、彼女たちも新種なのかも知れません。

以下は、昔の農村の日本人女性。300kgかついだとあります。



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