続・ジャンプ from 井手宏幸 on Vimeo.
アシュタンガヨガは、インドの格闘技カラリパヤットを取り入れたことで有名です。
カラリパヤットには、ジャンプする蹴り技が何種類かありますが、
このビデオの最初の、足を交差させて蹴る飛び蹴りも、カラリパヤットがオリジナルかもしれません。
この飛び蹴りはムエタイ(タイ式ボクシング)の蹴り技ですが、空中の姿勢を安定させるために足を交差させます。
インドからタイに仏教が伝わったように、カラリパヤットも伝わったのかもしれません。
先日紹介したB.K.Sアイアンガー師ですが、友人の目の前でもの凄いジャンプをしてテーブルを飛び越えたそうです。
師は、クリシュナマチャリア師の門下のときに、そういう訓練をしていたそうで、それは、軍隊に教えるためのものだったと、インタビューでも語っています。
オールド・ヨガの時代は、ヨギたちは、ヒマラヤを歩いたり、木に登ってぶら下がったり、岩を抱え上げて身体を鍛えていたそうです。
本来、ヨガのアーサナをするために、それだけ身体を鍛えていたということもできます。
モダン・ヨガの世界でも、やはり、身体能力をアーサナとは別に積極的に鍛える傾向があって、私はそれを良いことだと思っています。
例えば、倒立や筋トレ(自重トレ)を積極的に行っているアメリカのヨガスクールは多いです。
もちろん、みな、それぞれに、自分の体力を考えて筋力を鍛えることが前提ですが、現在、多くの日本人が、ヨガの、一般的な全てのポーズを安全に行う筋力にはほど遠いと思っています。
本来筋力がないのではなく、生活習慣で衰えているのだと思います。
生まれつき、日本人は特に、欧米やインド人に比べ、筋肉量が少く、その結果筋力に劣るので、同じスタートラインに並ぶためにも、筋力トレーニングは必要だと思っています。
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