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ハタヨガ歴41年、戦後日本のヨガの黎明期から日課としてヨガを続けています。幼少期から柔道、体操、水泳競技等に親しんで、競技生活の補助としても瞑想やプラナヤマを活用してきました。最近は、筋トレや精神修行を兼ねて、倒立系、アームバランス系のアーサナを中心にトレーニングしているヴィーガンです。
2017年7月28日金曜日
「なんちゃって」の勧め
「なんちゃって」の真逆は原理主義だと思う。
原理主義とは、定義、セオリーから逸脱することを認めない考え方だ。
原理主義に身を委ねると気持ちが良い。
なにより、自分がピュアに感じられるし、それ以外を認めないという意志の強さと、これが最高だという錯覚にも似た万能感に満たされる。
自分が選択した何かを始めたときには、原理主義にハマりやすい。
自分が選択したものだからという確信があるし、それだけに、やっていて最高の境地に達する事が多いからだ。
こういうことを、「自分がやっている、このヨガが最高だ」。
と表現している人の目は逝っている。
こういうことを、本人に言うと、怒る。
しかし、自分の経験からも、自分が最高だと思っているもの以上のモノはこの世に確実に存在する。
それがわかった時、原理主義に陥っているひとたちは、自信を喪失して、ある者は絶望感に陥る。
それが暴走したのがオウム真理教。
オウム真理教を知らない世代が増えてくるにつれ、原理主義的な発言が増えている。
原理主義を中和するのは、「なんちゃって」
突き詰めて、行き詰まったら、「なんちゃって」
とテキトーに考えることが必要だと思う。
そう考えることができる人は幸いだと思う。
そうでない人は、いずれどこかで行き詰まると思う。
そういう人を多く見てきた。
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