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ハタヨガ歴41年、戦後日本のヨガの黎明期から日課としてヨガを続けています。幼少期から柔道、体操、水泳競技等に親しんで、競技生活の補助としても瞑想やプラナヤマを活用してきました。最近は、筋トレや精神修行を兼ねて、倒立系、アームバランス系のアーサナを中心にトレーニングしているヴィーガンです。
2017年7月16日日曜日
「孤児たちの母」
偶然、アメリカ人のFBフレンドがシェアしていたリンクを見かけて、最後まで引き込まれるように見てしまいました。
タイトルは「孤児たちの母」。
現在までに1000名を越す孤児を育て上げて、仕事と家族を持たせて独立させた偉大なインド人女性サンドゥタイさん。70歳。
現在、南インドのプーナで、2つの男子孤児院と2つの女子孤児院、そして、1つの「牛」の孤児院を主に寄付によって経営しているそうです。
ただし、国からの援助は受けていないとか。
しかし、なぜ「牛」なのか。
もちろん、ヒンドゥー教では牛は神聖な生き物です。
そこに引っかかって、いろいろと調べてみたら、理由が分かりました。
彼女は9歳で20歳上の男性と結婚して、妊娠したそうです。
妊娠が分かると夫は彼女を家から追い出して殴るけるの暴力を振るい、
彼女の意識が戻ると、彼女は、受けた暴力のショックで、自分の子供を出産していたそうです。
動けないでいる彼女と生まれたばかりの赤ん坊を、一匹の野良牛が身体を張って、
助けが来るまで守っていたとか。
残酷な話しですが、深く感動しました。
おそらくそのときの牛への恩義を忘れないのでしょうか?
多分そうだと思います。
これだけの子どもたちと牛たちに与える愛情。凄いし素晴らしいと思います。
現在孤児院にいる子どもたち。ここを出て医者や弁護士になっている人たち。
インタビューに応えているみんな、瞳が美しい。
牛の瞳も優しい。
愛情は、その人の目を美しく透明にすると思います。
世知辛い世の中、素晴らしいお話でした。
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