2017年8月26日土曜日

「インド、内戦状態」

「インド、内戦状態」
以下、リンクです。

この写真、ボリウッドのスターみたいだが、
この方は立派なグル。
グルとは宗教的指導者というか導師みたいな存在。
卑近な例ではオウム真理教の麻原彰晃。
現在、インドには無数のグルが存在しているそうで、
この方は、最も人気があるグルの一人、ラム・ラヒム・シン師。
実は、この方が信者女性のレイプ疑惑で裁判所で有罪判決を受けたことに抗議して、信者が暴徒化、街は内戦状態になり、インド陸軍が出動したとか。
多くの死傷者が出ている模様。
この方の信者は、カースト最下位層、不可触賤民が多く、
彼らのフラストレーションを上手く吸収して、のし上がったという見方もできるが、こういう事件は、ちょっと時間が経ってみないと真相は見えてこない。
というのも、過去にサイババ師の例があるからだ。
サイババ師は2011年に亡くなったが、インドの政治家以外では、
マザーテレサとサイババ師だけが国葬だったという、結果的に聖人として崇められる存在だった。
そして、多くの善行が明らかになった。
しかし、サイババ師は、どういうわけか欧米のメディアに嫌われて、
まことしやかな、誹謗中傷が大手メディアを中心に展開され、
カルトの王様みたいな扱いを受けていた。
自分も一時期、それを信じていた。
自分がBBCを良く見ながらも、信じないのはその辺に理由がある。
BBCの存在価値は、その情報収集能力にしかないと自分は思っている。
その点、視点は、ザ・ガーディアンの方が信頼に値する。
しかし、インド人はグルが好きである。笑。
ババ・ラムデブ師という、大いに怪しげなグルがいる。
実に怪しげな風貌だが、広大な土地にお布施で、アーユルヴェーダの病院や大学も建設して、驚くべき安価な価格で大衆に提供している。
現インド首相モディさんも、ラムデブ師の弟子だ。
ラムデブ師も欧米のメディアからはキワモノ扱いされている。
なぜならば、グローバル企業を名指しで批判して、インドの消費者に安全な石けんなどの生活必需品を提供しているからだ。
ヨガもグルの世界だ。
なんで、これだけ盲目的に服従するのかと訝るような世界的なヨガもある。
結局、みな、盲目的に服従するのが好きなのかもしれない。
それが一番楽で快楽だからだ。
自分はそういうことに対しては昔から懐疑的で意地悪な見方しかしないが、
欧米のマスメディアの捉え方にも大いに疑問を持っている。
結局、時間が経ってみないと分からないということが多い。

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