2017年8月21日月曜日

「蓮華座とムドラ」

蓮華座を組む目的は様々です。

その目的や効用について、ウェブでも詳しく見ることができますが、私がヨーガを始めた頃に、蓮華座を組む第一の目的は、「上半身の力みが自然となくなるため」と教えられました。

あぐら、半結跏趺坐等、他にも坐法がありますが、この蓮華座が最も上半身の力が抜けます。無意識に抜けます。

と言うのは、

下半身を蓮華座によってロックして台座のように固定してしまうと、自然に無理なく背筋も伸びて、その結果、無意識の肩の力みも最小限のものになってしまい、長い瞑想の時間中に凝った肩や首へ意識が逸れることがなくなるからです。

今朝、久々に、いろんな座法で瞑想してみましたが、改めて蓮華座はよく考えられた座法だと認識しました。


坐法といえばムドラ。ムドラは、手のポーズです。アンジャリ・ムドラとチン・ムドラが有名ですが、私はいつも手のひらを自然に広げて天にむけた、この写真のムドラです。このムドラ、名前はちょっと分かりません。以前、知っていた方が居たのですが失念しました。

なんで、このムドラかというと、このムドラ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、共通のムドラだからです。最も普遍的なムドラだと言えます。

どういう時に、このムドラをするのかというと、祈りの時。天の神様と繋がり、メッセージとエネルギーを両手に感じるためのムドラ。ということができると思います。

両腕の位置は、もっとセンターにもってくるのが標準です。このムドラも、最も腕や肩への負担が少く、長い時間の祈りに意識を集中できます。坐法もムドラもフィジカル面から考えて、最も効率が良く、負担が少ないものがポピュラーだと思います。


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