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ハタヨガ歴41年、戦後日本のヨガの黎明期から日課としてヨガを続けています。幼少期から柔道、体操、水泳競技等に親しんで、競技生活の補助としても瞑想やプラナヤマを活用してきました。最近は、筋トレや精神修行を兼ねて、倒立系、アームバランス系のアーサナを中心にトレーニングしているヴィーガンです。
2017年8月20日日曜日
「ヨーガ本来の大きな役目」
ヨーガ本来の大きな役目
以下、リンク
The Hyderabad Iyengar Yoga Journal: Ankylosing Spondylitis and Iyengar Yoga: This is a case study of one of my student aged 38 years, who came to the Therapy class with the complaint of inflammation, pain, and sti...
強直性脊椎炎という病気があります。
ウェブからの引用ですが、
「脊椎や骨盤(こつばん)の関節部が、しだいに骨化(こつか)あるいは線維化して、骨と骨が癒着(ゆちゃく)してしまう(強直)病気です」
とあります。
上記リンクのイラストで脊椎の一部がくっついている部分(fused vertebrae)がそうです。
症状が進むと、次第に身体の自由が効かなくなり、このイラストの症状の段階でも身体をねじって、あちこちを見ることができなくなっているとのこと。
治療法はないそうで、痛みを緩和する薬があるだけのようです。
このページでは、この症状が重くなった男性が、最後の最後に頼ったアイアンガーヨガの治療院での治療の経過がレポートされています。
記録映画で見たのですが、プーナのアイアンガーヨガのセンターには治療院のセクションがあり、いろんな不具合の方が治療を受けています。
どこか、日本の接骨院や整体院のような感じがします。
インドには、モダンヨガの母体にもなったカラリパヤットという伝統的な格闘技があり、相撲部屋のような感じで子供の頃から住み込みで格闘家を目指していますが、ここにも付属の治療院があって、格闘家のみならず、近所の人たちの治療院としても機能しています。
上記リンクでは、アイアンガーヨガの治療院で、アイアンガーヨガの高弟の女性指導員が治療する過程が簡単に紹介してありますが、初歩的なアーサナを治療の準備的な段階として、徐々に身体を矯正していく様が興味深いです。
そして、アイアンガーヨガの特徴であるプロップ(補助道具)を使った矯正の様子が紹介してあります。
この男性は、治療としてこの治療院に来たわけですが、徐々に精神的にもヨーガに目覚めていく過程が興味を引きます。
オウム真理教がヨーガ教室を開いていたときに、交通事故でむち打ち症になって、一般治療では改善が見られなかった人たちを、完治させて、それが評判になって多くの人が治療に訪れたことは有名です。
本来、ハタヨーガのしっかりとした教育を受け、知識と実践、経験があると、このように、対処療法しか手立てがない症状を改善することは、ある程度可能だと思っています。
日本でも元来、ヨーガ教室はフィジカルとメンタルの治療院的性格が強かったように思います。
インドやネパールでは、治療院が付属しているヨガセンターが数多くあります。
もちろん、日本では治療に関する法律的な制約が多くあってインドとは事情が違いますが、現在のような美容ヨガ、ダイエットヨガが流行る前から、このようなヨガ教室はあちこちにあったのですが、最近ではあまり見かけなくなりました。
ヨガの実践者であり知識がある整体師や接骨師が優れた治療を行っている例をちらほら見かけるくらい。
ヨーガ本来の、整体的な治療院も付属したヨガセンターが増えるとヨーガに対する認知度も上がると思うのですが。
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