2017年8月15日火曜日

「ヨーガの先人の多くがこれで亡くなったと思います」

「慢性的な睡眠不足によって、脳は「自己破壊」する」

という科学的なデータが発表されました。以下リンク↓

https://wired.jp/2017/08/13/lack-of-sleep/

短時間睡眠の効用を説く方が昔から多くいます。
もちろん、睡眠の質は大事。
その効用を証明するために引用されるナポレオンやエジソンは、
誰もが知る短時間睡眠の実践者でしたが、ただ、それは夜だけの話。
最近になって、彼らは昼間、夜の不足分を補う形で睡眠していたことが分かってきました。
トータルだと、健康を維持するために必要な睡眠時間をとっていたそうです。
野生動物のみならず、犬や猫も、小刻みに睡眠をとり、一日の半分は寝ているそうです。
それは、人間を含む生物としての生命維持のための本能。
私の今までの経験だと、一日最低必要な睡眠時間は6時間。
運動したり、過度のストレスを受けた場合は、+2時間〜3時間。
これだけは必要でした。
自分は人間としての理性や理屈より、動物としての本能に生きる人間なので、
それに忠実に従って、
それが維持できないような生活はしないようにしてきました。
それは最優先重要課題。
多分、それだけの睡眠をとらなかったら、今、こうして、60過ぎても元気で毎日トレーニングできていないし、美味しい酒も呑めていないと思います。
私のヨーガの師匠は、短時間睡眠法で有名な方でした。
その短時間睡眠法と氏独自の記憶法で、中卒にもかかわらず一年の試験勉強で司法試験に合格され、それはテレビでも紹介され有名になりました。
その後も、短時間睡眠による時間活用で、素晴らしい実績を残されましたが、
昨年、突然死で他界されました。
直前まで健康そのものだったそうですが、
男性の平均寿命より10年若い享年でした。
そういう方がヨーガの世界には多いです。
別の医学調査結果によると、短時間睡眠は、不整脈の大きな原因にもなるそうで、徐々にしかし確実に心臓にダメージを与えていくそうです。
眠いというシグナルは身体が発する危険信号。
それでも、自分がやりたいことをやるというのもその人の人生ですが、
いただいた生命は大事に扱うのが人間として当たり前のこと。
自分の身体は神様からのレンタル。
大事に消費期限まで有効に使ってお返しするのが筋だと思います。

そのためにも、無理な短時間睡眠法はやらないというのが、自然の法則にかなっていると思います。
そして、暗くなったら寝る。明るくなって起きる。
それが生物としての人間の基本だと思います。

いくらアーユルベーダやヨガが何千年の歴史があると言っても、
生物としての人間の歴史は、20万年以上もあるのですから。

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