2017年8月12日土曜日

「バンダは締めるではなく締まるもの」

ヨガのアーサナで大事なバンダ。

器械体操の世界にも名前は違えど、バンダに相当するものがあります。
バンダは、意識的に丹田の部分を締めて、身体をロックさせるように思われていますが、
バンダを意識して締めるのではなく、
顎を起こしたり、足先の角度を変えたり、伸ばしたりして、
その結果としてバンダが締まる。
という見方もあります。

特にアームバランス・倒立系では、その方が上手くいくと私は感じています。

倒立の場合、倒立を一旦キープして、バンダに意識が行って、締めようとすると、
まずバランスを崩し、手前に身体が倒れてきます。

直立姿勢で、万歳のポーズで、手を肩幅でまっすぐに伸ばし、
さらに天に引っ張られるようにぐっと手を伸ばして、爪先立って身体を伸ばすと、
ぐっとバンダが締まっているはずです。

アームバランスも倒立もそれを同じようにやる訳で、ただ、身体の傾きが違っているだけだと言えます。

立位のバランス系ポーズでも、バンダを意識して締めようとするのではなく、
上半身のモーメントや、手足の伸びでバンダがぐっとしまるようにできるようになると、
最も、身体がロックされて安定すると思います。

バンダで安定させるのではなく、
まずバンダが締まる身体のモーメントを練習をやりながら探る。
という方法は、特にアームバランスや倒立系には有効だと思います。

バンダは締めるものではなく、締まるものだと思います。

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