2017年9月16日土曜日

「食の修行」


私は、年に一回義務で健康診断を受けています。
医療保障や障害年金を受けているので、年に一度は健康状態を公害救済の団体に報告する義務があるからです。

健康診断はどこで受けても良いので、私は親しい知人の医者のクリニックで受けています。

毎年検診や、その結果を受け取る時に、いろんな世間話をしていますが、
医者の「ここだけの話」には、怖い話しがたくさんあります。

その中でも怖かったのが、食品添加物の話。
ちょうど、私の知人が膵臓がんで亡くなったのでその話になりました。

知人の医者は言いました。
「膵臓がんの原因としてまず上げられるのは遺伝的要素、そして、次が食品添加物」

食品添加物は多種類あり、スーパーやデパ地下の惣菜やコンビニの弁当、カレーやシチュウのルー、ほぼ何にでも入っています。
現在平均的日本人が一年に身体に入れる食品添加物の量は数キロになると算出されています。
それらには、それぞれ様々な健康被害が懸念されていますが、メーカーはごく少量だから問題ないと言います。
しかし、その「ごく少量」は自社製品に限った話で、日本人は每日、様々なメーカーの加工食品を食べているので、
トータルでは相当な量になります。

また、怖いのが、多種類の食品化合物の中のどれかがお互いに化学反応を起こして発がん物質を発生することがあることです。

その医者は、はっきりと、
「癌の増加に食品添加物が最も関わっているのは、我々の間では常識になっている。ただあまりにも多種類で因果関係を立証することが不可能だ」。
と言葉を濁しました。

私は、日常生活では、すでに、シャンプーや化学合成のハンドソープは全く使っていません。
合成界面活性剤使用の製品は全てシャットアウトしています。

食べ物では、老舗で良心的な会社の、全く添加物フリーの醤油、味噌、味醂、と岩塩。と無農薬自然栽培の野菜と米だけで生活しています。

それらも、アーサナやプラナヤーマと同じでヨーガのひとつだと思っています。
私がヨーガを学び始めて、まず最初に学んだのは、食生活のことでした。

それは、白は避けろ。

白砂糖、精製塩、白米、精製小麦粉は避けろ。
ということをしつこく言われました。

これらのことは、戒律とか形だけのことではなく、最も身体と精神に影響を与えるものです。

そんな生活は不便だろう?と言われることもありますが、何より食べるものが限られてくると料理は楽になります。

ただ、師の教えで、
「他人の家に招かれて出てきた料理は、全てありがたくいただきなさい」
そのことも守っています。

たまに楽しんでいる呑み会では、勧められた料理は魚までは、いただいています。
肉は、アレルギーなんで。と誤魔化して、上手く断わっていますが、まったく人間関係でまずいことにはなりません。

食は每日のことなので、極めて大事な事です。
蓄積になりますから。

アーサナの上達に気を使うことも大事ですが、食は、ヨーガの中ではそれ以上に重要なことだと思います。
アーサナだけでは、デトックスできない食品添加物を摂取する時代になっていると思います。
健康を害したら、アーサナもできなくなりますから。

※日本人のがん患者数は1980年代に比べ約3倍になっています。老齢人口増による増加を差し引いても異常な数字です。というのも、ガン先進国だったアメリカのがん患者は減少を続けているからです。

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