2016年7月25日月曜日

「炭水化物ダイエット」

「炭水化物ダイエット」

FBをやっていると、よく「炭水化物ダイエット」の広告が出てきて、
それをやった人の体験談や結果が出ています。

炭水化物ダイエットについては、
ダイエットの目的、やる人の体質、体格、コンペティションレベルのスポーツをやっているのか、ただ体重を減らすだけなのか?
と様々な要素が絡んできます。

ですから、自分には、一概に効果があるのかないのか、は言えません。

ただ、医学的生物学的に言うと、
筋肉を生成するときに必要な熱エネルギーは炭水化物から得るので、
炭水化物を極端に減らすと筋肉量は減ります。

筋肉量が減ると体重が減る。
だから、トレーニングとか全くやっていない一般生活者レベルの人だと、短期間に体重は減ると思います。

ただ、不健康な減り方だというのは明らかで、やはり、女性で生理不順や肌が荒れてきた等の体調不良がレポートされています。

「炭水化物ダイエット」の商材で儲けようというひとたちは、
「体重が短期間に減る」というのが、最も重要なわけで、
そういう意味においては理にかなっていると思います。
ただ、それが招く健康被害については、責任は持たない。
ということでしょう。

自分がアメリカに居た頃に、お世話になっていたラボで下働きしていた黒人は、南部の貧農出身で、都会にでてくるまで、ほとんど豆と芋の食生活で重労働していたと言っていました。

しかし、身長は190cm 体重110kgくらいで、腕周りは、私の太腿くらい。
驚異的な肉体でした。しかも、彼は、芋と豆の生活からそのままベジタリアンになっていました。

全く肉を食べてなくても、それだけの身体ができるわけです。
もちろん過酷な農作業がその肉体を作ったと思いますが。

人種的な特質や体質で、どんな食生活であろうと、筋肉質な身体を作れるという良い例です。

面白い例に、アメリカの刑務所の囚人の話があります。
今、アメリカの刑務所では、筋トレが流行っています。
バーベルは凶器になるので、ほとんどが自重トレーニングだと言います。

独房の囚人は特にそうですが、作業以外には、やることがありません。
だから、何時間もトレーニングをやっている。

刑務所を出てから、フィットネス・コーチをやることなどを考えて自重トレーニングをやっている人が増えているそうです。
刑務所側も社会復帰に役立つので、好意的に見ているそうです。

刑務所の食事は粗食です。
肉食は、性格をどうしても荒くするので、肉は最低限しか与えない。
炭水化物と野菜中心の食事です。

それでも、彼らの体格と運動能力は驚異的です。
Youtubeや、出所した元囚人のInstagramのページを見ると、良く分かります。

これは持論ですが、人間は、人間本来の、動物的な生命力と消化吸収能力があったら、例え粗食でも、頑強な身体を創り出すことができると思います。

飢餓状態になると、人間の生存能力は飛躍的に伸びるように遺伝的になっています。これは何十万年もの間、飢餓を経験してきた人間が身につけた能力です。

自分は、飽食と、緊張感のない今の日本の社会が、そもそもの問題だと考えています。






2 件のコメント:

  1. 囚人の筋トレ、あらゆる意味で有意義ですね。社会復帰後に何をするのか、選択肢がひとつ増えるだけでも再犯の防止には効果が大きそうですね。

    返信削除
    返信
    1. 社会復帰に時間とお金をかけた方が、再犯したときの社会的なロスに比べたら負担が少ない。という合理的な考え方らしいです。ヨガも囚人に流行っています。性格も穏やかになるし、良いことですよね。

      削除