2015年9月28日月曜日

「生き延びるためのヨーガ」

私がヨーガを始めた40年前、ヨーガをやっている人はほとんどいませんでした。
ヨーガという言葉さえ知らない人も多かったと思います。

そんな中で、どんな人がヨーガをやっていたかというと、自分の周りでは、
たまたま、知人友人がヨーガをやっているので興味を持った人
もしくは、
ひどい健康状態で、生き延びたいと切羽詰まっている人
のどちらかでした。
ヨーガの先生も、大体、過去に大病で死に損なった人が多く、そこから再生した人が自分が生き延びたヨーガのノウハウを伝えるというスタンスが多かったように思います。
現在のように資格を得て、共通のノウハウを教えるという方法からは、程遠いものでしたが、とても生活感があり、身近に感じるものでした。

自分は後者で、幼少の頃に、当時世界的に有名になった公害の被害を被って、とんでもない目にあい瀕死の状態をさまよいました。障害者手帳を今でも持っています。

その頃、成人までは生きられないと言われ。
そこまでなんとか生き残ったら、次は50歳が壁だろうと言われました。

ちょうどその成人の時に、ヨーガの師匠と出会ったので、ヨーガに飛びつきました。
なぜか分かりませんが、ヨーガが自分を再生してくれると感じました。

それは結果的に正しかったと思います。50まで生きられて、今60を過ぎたわけですから。
とにかくフィジカルを健康に保つこと。そればかりが、50まで自分の頭の中にありました。
生きるための手段のひとつのような感じでしょうか。

みなそれぞれにヨーガに対するスタンスはあると思います。
100人のヨギがいれば、100通りのヨーガへの接し方があると思います。
それぞれに意味があると思います。
だから、あまり原理主義にならないことだと思います。
とにかく長く続けると見えてくるものがあります。

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