2015年9月29日火曜日

「食べ物について」

私が子供の頃、1960年頃ですが、田舎の熊本の実家の周りには、八百屋と米屋しかありませんでした。肉屋はなかったのです。
鶏とヤギを飼って、卵とミルクはそこから。味噌は近所の農家から分けてもらっていました。
ですから、肉はお正月にお雑煮に入れる鶏肉だけの生活が長い間続きました。

私の場合、その食生活が今までの核というか基本になっています。
そこから大きく逸れることはありませんでした。
基本的にベジタリアンな食事ですね。

青年期〜上京してからは、いろいろとお付き合いもあり、肉も口にしていましたが、
ひとりで食事するときは、やはり肉は避けていました。
その傾向に拍車がかかったのが、ヨーガを始めてからでした。

師匠は、招かれた家庭で出された料理はすべてありがたくいただきなさい。
という方針でしたので、今でも私は肉を出されても少量はいただきます。

しかし、そういう状況以外は、ほぼベジタリアンです。
私は原理主義は避けています。
ベジタリアン生活を主義主張で行うのは無理があるという持論です。

基本的に身体が肉食を自然に避けるようにならないと、
ベジタリアン生活は続かないと思います。

パンダは笹だけ食べて生きています。
笹には、生きていくための栄養素はほとんど含まれていません。
しかし、その笹がパンダの腸内にある腸内細菌を育て、そこから栄養を得ています。
笹だけで、あの筋肉です。
青汁だけで生きている人もそうです。青汁が腸内細菌を育てているのです。

腸内細菌は肉食したあとの腸内の腐敗物の毒で死んでしまいます。
肉が消化吸収されたあとには、腐敗物が残ります。

肉食動物は肉が腸内で養分を吸収された後にできる腐敗物を即、体外に排出する仕組みを持っています。しかし、人間は長時間腸内に残っています。
特に、アジア人は腸が長いので、その時間は白人黒人の約倍になります。

私が肉を食べたときには、一週間くらい、腸のあたりに違和感が残り、気分が優れません。
ですから、次第に身体が肉を拒否するようになりました。

そうなると、肉食を断っても全くストレスはなく、身体は大豆や乳製品だけでも、どんどん筋肉を付けてくれるようになります。

ヨーガを長年続けているとそういう身体になっていきます。

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