2017年10月29日日曜日

「筋トレとしてのパスチモッターナーサナ」

パスチモッターナーサナ、代表的な前屈ポーズです。

ほぼ毎日やっているポーズですが、倒立系のポーズを行う時には、特に前屈の柔軟性が必要なので、倒立の直前には、立位のこのポーズをやっています。

今回はバリエーション的なものをやってみました。
身体を前屈させていくときには、ご存知のように、腰から曲げて、お腹、胸と徐々に折りたたむように曲げていきますが、

このバリエーションでは、バンダを締めて、背中が反り、胸が押し出されていく力で曲げました。

通常、ある程度前屈したら、趾を握ったり、手を足裏に回したりして、身体を引っ張るようにして伸ばしますが、ここでは、バンダの締める力、すなわち腹筋を主に使って前屈させています。

通常、額は膝のあたりにつけますが、
ここでは、膝は開いて、その間に頭を埋めるようにして、額を床につけています。
ですから、足は湾曲してO脚のようになっています。

手は、足裏の先で、軽く重ねています。
この形だと、左手を右手より先に伸ばしているので、
身体が若干ねじれて、その結果、写真で見ると、背中の、向かって右側が低くなっています。

これをやっていると、時々腹筋がつってしまいます。
それだけ、腹筋を使っているとも言えます。

前屈柔軟系のパスチモッターナーサナですが、やり方次第では、アームバランスや倒立系の筋トレとしても役にたつアーサナです。

特に、しんぴ倒立の身体の引きつけ(プレス)には効果があります。

2017年10月28日土曜日

「続・諸行無常」


「マイ・ロックがなくなっている」
ほぼ私物化して、いつも、マイ・ロックとしてアームバランスの練習をやっていた茅ケ崎突堤の岩(写真で私が乗っている岩・烏帽子岩はちょうど私の腕に隠れている)が先日の台風の大波で木っ端微塵に破壊されました(写真下)。

この岩の根っこの部分は残っています。

当日、海岸を見ていた方の話によると、台風の低気圧で、満潮の海面の水位が上昇して、この岩場は、四方から大波を受けて見えなくなっていた模様。

大波は防風林まで打ち寄せ、いつも走っているあたりには、魚が散らばっていました。

しかし、この岩場、めぼしい大きな岩は覚えていたのですが、ほとんど無くなり、
逆に、平坦に敷き詰められていた大岩が、飛び出したりして、まったく地形が変わってしまっていました。

しかし、恐ろしいのは波の威力。

これが津波だったら、威力は比較にならない。
海が牙をむくと怖いです。

しかし、マイ・ロックが消滅して、練習場所がなくなった。
ああ、諸行無常。

2017年10月26日木曜日

「諸行無常」

Sunset handstand from idehiroyuki on Vimeo.

先日の台風が茅ケ崎海岸に迫ったころ、
ちょうど日の入りの時間帯でこのあたりは、満潮でした。

台風の負圧で海面が上昇して高潮状態になり。大波が防風林まで押し寄せ、その日の午後、海岸に行くと、いつも見慣れた場所は、爆撃を受けたような惨状。

ジョギングロードは砂で埋め尽くされ、防砂壁はなぎ倒され、板の階段は、バラバラになり、いつも人が歩いているあたりに沢山の魚が転がっていて、カラスがそれを求めて集まっている状態。
台風前までは、実に平和の光景でしたが、殺伐とした変わりように呆然となりました。

本日、落ち着いて、倒立や簡単なバランス系のポーズができたのは、このコンクリートの突堤だけ。
日が落ちるのを待って、筋トレというよりは、シールシャーサナの瞑想のような感じで、30秒〜1分ほどの倒立瞑想を数回。

今週末あたりに、再び台風がやってくるらしいですが、
どうなるのか心配です。

自分にとっては天国のようだったトレーニングエリアの変わりよう。
諸行無常という言葉を思い出しましたが、
雲一つない、透明感のある美しい日没の光景に救われました。

日没の頃は、もう寒い。
着込んでいないと、身体が言うことをききません。

秋を一気に通り越して冬の匂いがする本日の茅ケ崎海岸でした。

2017年10月24日火曜日

「野菜のアク抜きは不要、肉は必要」

20年以上前の話、レギュラーで撮影していた女性誌の料理班の方とゲラを見ながら話をしたことがありますが、
インド料理ではアク抜きというのはないそうです。

ちょうどそのときカレーの特集で、東京在住のインド人女性料理研究家(アーユルヴェーダの専門家でもある)が作るカレーの特集がありましたが、インドではまず最初にオイルとカレーのスパイスで野菜を炒めて、そのまま水を加えます。

担当の方がアク抜きはしないのですか?
と尋ねると、インドではやらない。野菜の養分を捨てるようなことはしません。
そのような概念はない。
とのことでした。

最近、ごぼうのアク抜きででたアクのようなものは、ポリフェノールで、ごぼうが本来もっている重要な栄養素であることが分かりました。

自分は小豆を玄米といっしょに炊いて酵素玄米を作っていますが、あらかじめ、小豆をアク抜きして玄米に混ぜると、酵素玄米が美味しくなりません。アク抜きのときに抜けたポリフェノールや、小豆の表皮の酵素菌がアク抜きで少なくなるのだと疑っています。

ひじきは鉄分が豊富だと信じている方がいますが、
ひじきは、昔から鉄鍋で作っていて、
実は、その鉄鍋から出てきた鉄分がひじきの鉄分だったそうです。
これは科学的な実験で証明されています。

このように、日本の伝統料理や食べ物の「常識」の中にも根拠のないものが多いです。

逆にアク抜きが必要なのは、肉。
母は1928年に天津で生まれ青島で育ちましたが、家には現地の本場の料理人がいて毎日質素な本場の中華を食べていたとか。
まだ、レストランが街の中心街に数軒あるだけの時代で、ほとんどの日本人の家庭では、中国人のコックさんを雇っていたそうです。
日本人が無防備に街を歩いていたら殺された時代のこと。

その中国では、豚肉、鶏肉はかならず料理前に湯引きして血や不純物を除いていたそうです。
豚肉独特の匂いが気になる場合は、葛根湯で湯引きするそうです。

欧米や遊牧民の多い地域では、肉のアク抜きもあるし、肉の毒や匂いを除くためにハーブを使います。
そしてまず何より肉は屠殺直後に血抜きしないと老廃物不純物が肉に付着してしまいます。
ユダヤ教圏、イスラム教圏では必ず血抜きしますし、キリスト教圏でも血抜きしたコーシャフードしか食べない人が多いです。

血抜きをしないとまず、味が格段に落ちます。

日本では、漁師が一本釣りした魚は大体、血抜きします。
血抜きした魚とそうでない魚は生臭さが全然違います。それに血抜きしないと、急激に鮮度が落ちます。
漁村育ちの人たちが都会のスーパーの魚を口にできない。
というのはそのこともあります。

血は、締めた直後はとても栄養分があるのですが、少し時間が経つと急激に酸化、劣化、毒素化します。
ですから、スーパーの肉や魚は、その血を洗い流さないと、相当、身体には悪いと言えます。

最近ハラル認証という食の認証システムがありますが、
これは、イスラム文化圏でタブーとされている食材や料理法を全く使っていない。
という保証のためのシステムです。
そこには、羊、鶏肉、血抜きも含まれています。
厳密にいうと屠殺の方法まで含まれています。

これは宗教上の儀式とは関係なく、クリーンな肉を食べるための昔からの知恵です。

年齢を重ねて、日本や世界の食の文化を見ていると、いかに現在の食文化が効率利便性優先で不健康で味も落ちたものが供給されているのか分かります。